観光案内

にいがた 大人の花旅 越後雪割草街道

暖かい日差しが、海や山を包み始めると「にいがた花物語」があなたをお迎えいたします。雪深い越後の国・新潟の春は、長く待ちわびたせいか劇的に鮮やかです。

越後の長く、きびしい冬を耐え抜いて可憐な顔をのぞかせる「雪割草」。
その花言葉は、「はにかみや」。

越後雪割草街道は、雪割草に出会える三つの地を結びます。
地面から湧き上がる、生まれたての春をさがしに出かけませんか!
いずれもザ・ホテルシーポートから車で約1時間ほどの距離にあります。

大崎雪割草の里

長く厳しい冬の間、深い雪の下でじっと春を待っていた草木が、雪解けとともに可憐な姿を見せ始てくれます。中でも真っ先に春を感じさせてくれるのが雪割草。

北陸自動車道西山インターから車で約15分。3月上旬から4月まで、「大崎雪割草の里」は2.5ヘクタールの敷地に自生する約30万株の雪割草が見ごろを迎えます。

20年ほど前から始まった山野草ブームで、大崎では大規模な盗掘や乱掘が続き、自生していた雪割草や山野草は大きな被害を受けていました。さらにゴルフ場の開発がスタートし、雪割草の移植が必要となったことから、地元大崎集落全戸が会員となって保存会を設立しました。

自生している雪割草の種を取り、ハウスで発芽させて雪割草の里に返す。その数、毎年1万本。

昨年、日本観光協会から「花の観光地づくり大賞」を受賞。今年は、ボランティアガイド12人が来館者を迎えるなど、魅力づくりに前向きに取り組んでいます。

楽しみのひとつ。海に面した斜面に群生する雪割草を鑑賞しながら、地元ガイドとのふれあいも。「大崎雪割草の里」では、雪割草祭りを毎年3月中旬に開催。

問い合わせ

  • 大崎雪割草の里 TEL:0257-47-4058
  • 新潟県柏崎市西山町事務所地域振興課 TEL:0257-47-4010

国営 越後丘陵公園

北陸地方を代表する唯一の国営公園で、1998年7月30日に29haを整備してオープンしました。現在は、まだ計画の半分しか開園していませんが、四季折々の花々が120ヘクタールの丘陵地帯を鮮やかに彩ります。

完成すると399haの広大な都市公園となり、本州・日本海側で最大の規模となります。多様なレクレーション施設が整備されており、楽しみ方もいろいろです。

特に里山フィールドミュージアムは、現在35ヘクタールが開園され、生態系の保全と里山の復元を目指しており、生きた自然を体験できるエリアです。とくにカタクリの群生地が2ヘクタール約100万株におよび、4月上旬から見ごろを迎えます。

また、3月中旬から毎年「雪割草まつり」が開催されます。「新潟県の草花」にも指定されている雪割草は、変異の幅が広く色とりどりの花模様や形を楽しむことができます。可憐で美しく、無限に奥深い雪割草の世界を堪能することができます。

期間中は屋内で、雪割草群生地を再現した「雪割草立体展示」や、雪割草の銘花や山野草、盆栽の展示コーナー「雪割草と春の仲間たち」などを楽しむことができます。

また、土日祝には「国際雪割草協会 展示即売会」や「越後長岡雪割草の会 展示即売会」、「押し花クラフト」なども開催されます。

問い合わせ

雪国植物園

雪国植物園は雪国の低山である里山の自然植生を大切にするという考え方で構成sれており、外国の植物・園芸植物・海浜の植物は植栽されていません。

そして造園の考え方は、人間がやさしく自然に近づくべきで、自然を無理に人間に引き寄せるべきではない点を最も重視したものとなっています。

雪国植物園で雪解けと共に咲く春一番の美しくも可憐な花がオオスミソウです。通称「雪割草」とよばれて、春を待ちわびる人の心をしっかりつかんで離さない不思議な魅力があります。花の色は赤、白、ピンク、紫、そして中間色があり、花びらも変化が多く、群生している斜面ではその美しさに圧倒されてしまうほどです。

雪国植物園では約五万株ほどあるますが、特に山の上の方にある雑木林の斜面では「わあスゴイ」と声を出すほど、花の色も多彩で大株の群生を見ることができます。

問い合わせ

  • 雪国植物園 TEL:0258-46-0030 住所:新潟県長岡市宮本町3丁目 甲2378−2

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